先日、「酒類販売免許」を取得した方から、
「免許は取れたのですが、開業届ってすぐ出しましたか?」
このようなリアルな質問が届きました。
資格を取ったり、念願の免許が手に入ったりした時、誰もが一度は迷う「開業届のタイミング」
お金の管理に苦手意識があって、初めてだったりすると不安になりますね。
今回は、自分の名前で仕事をすることに憧れ、店舗を持たないストーリーのあるワイン専門店として副業からスタート。帳簿を手書きしながら一歩ずつ進んでいる私の経験談を交えてお届けします。
歩み方のサイズ感を決める
開業届を出すタイミングには、形から入ることで覚悟が決まるタイプの人もいれば、準備を進めてからの方がスタートできる人もいます。
特に主婦や副業から始める場合は、日々の暮らしに影響が出ることも。
すぐ出すメリットと、様子を見てもいいケースを整理してみます。
1.すぐ出すのがぴったりのケース
◆「自分の名前で生きる!」と覚悟を決めたい場合
この場合のメリットは、気持ちのスイッチが入ることです。
「今日から個人事業主として生きていく」という覚悟が決まります。
私はこのケースでした。
◆すでに開業準備で「お金(経費)」が動いている時
資格取得費用、開業準備にあたっての名刺やロゴのデザイン費用、HP運用費用など、売上が立つ前にもお金は出ていきます。
開業届を出して「青色申告」の準備をしておくと、開業前にかかった費用を「開業費」として認められやすくなり、将来の税金を抑える味方になってくれます。
2.様子を見てもいいケース
◆家族の扶養に入っている場合や副業の場合
ご主人の会社によっては、個人事業主になったら扶養から外されてしまう場合もあったり、
副業の場合では、勤務先の許可が必要かどうか、提出する前に条件を確認しておくのが心地よくスタートするための大切なステップです。
(余談:酒類販売免許取得の場合は、申請時点で勤務先で副業許可が取れているか問われることがあります。)
◆売上が立つイメージが湧かなくて不安な場合
届け出は、「開業してから1ケ月以内」という目安はありますが、出さなかったからといってペナルティーがあるわけではありません。
「屋号が決まって、販促物などの準備が整ったら」
「初めてのお客様に出会ってから」
など、届け出を急がず、しっかり歩み出せるタイミングまで待つのも、「自分らしく生きる歩み方」だと思います。
開業届は「ゴール」でなく「スタートライン」
開業届を出せば、私も『自分の名前で生きれる!』気がする…。やる気のある今のうちに…。
私は、そんな風に届け出を出すこと自体が目的になりそうでした。
1枚の紙を提出することが目的になって、”お客様に何を届けるのか?”サービスが曖昧。
1日も早く実績を作りたいと焦り、大事な目的と手段が逆になって、迷走しそうでした。
She’s Next. 次はあなたの番
資格を取った、免許を取ったことは、「一歩を踏み出した」何よりの証拠です。
開業届をいつ出すかは、ただの手続き。
「どんなサイズ感で?」「どんなお客様と出会っていきたい?」「どんな生き方をしていきたい?」という歩み方を描いて、自分のペースで夢を咲かせていきましょう。

